一人前になるまで、3〜5年。その間、教えるのはベテランです。
※「3〜5年未満」と答えた製造業の会社が最も多い(47.7%・5,867社)。出典:独立行政法人 労働政策研究・研修機構「ものづくり産業における技能継承の現状と課題に関する調査結果」(JILPT調査シリーズNo.194・2020年)77ページ

何を見ればいいか分からない。同じことを聞きにくい。

教えるたびに手が止まる。コツを言葉にしにくい。
だから、教え方を1枚ずつ「型」にして、会社に残します。
01仕事の全体像
最初の日に、会社の仕事の流れを1枚で見せます。自分がどこを担当しているかが分かります。

02図面を受け取ってから、作業開始まで

- 図面の番号と、最新の版かを確かめる

- 材料の種類と寸法を、図面と合わせる

- 分からない所に印をつけ、始める前に先輩に聞く

- 道具と保護具をそろえる

※ 例です。中身は、御社のベテランに話を聞き、御社の言葉で作ります。
03迷った時の判断フロー
「いつもと違う」と感じたら? 聞いていいかで迷わないよう、聞く基準を先に決めておきます。
すぐ手を止めて、職長に知らせる
写真を撮って、先輩に確認する

04ベテランのコツを、言葉にする
ここがEternalの仕事です。フォームのご入力をもとに、空欄を埋めていきます。

0530日・60日・90日の習熟表

| 時期 | できるようになること | 確かめる人 |
|---|---|---|
| 30日 | 安全のルールと道具の名前。全体像を説明できる | 職長 |
| 60日 | 図面を見て、材料と寸法を確かめられる | 先輩 |
| 90日 | 1つの工程を、手順書を見ながら1人でできる | 職長 |
06職場ごとに、こう使えます
どの工場でも、新人に最初に教えることは同じです。15本は、その「同じ所」だけを集めました。違う所は、記録表に書き込みます。金属加工から倉庫まで、8つの職場で見比べました。
まず共通の15本。御社の工程やベテランのコツまで入れるなら、このページの見本のような御社専用です。
02 1日の動き
05 4S
07 報連相
08 いつもと違う
09 けが・避難
10 30・60・90日
11 作業手順
15 ヒヤリハットあなたの職場はどれ?
金属加工(切削・プレス)

とくに効くテーマ:03 巻き込まれ/04 装置/06 寸法
◎ 13本/15本 ○ 2本
- ◎ どの職場でも
- 上の「どの職場でも◎の8本」
- ◎ この職場で、さらに
01 全体像
03 安全の基本
04 機械・安全
06 品質
12 体の守り方- ○ 一部が当てはまる
- 13 化学物質14 通路と運搬
- 記録表に書き込む所(例)
- 使う機械安全装置・カバーのある機械非常停止ボタンの場所保護具(保護めがね・耳栓)作業前の点検表
組立

とくに効くテーマ:01 組立/06 基準・不良の報告
◎ 10本/15本 ○ 5本
- ◎ どの職場でも
- 上の「どの職場でも◎の8本」
- ◎ この職場で、さらに
01 全体像
06 品質- ○ 一部が当てはまる
- 03 安全の基本04 機械・安全12 体の守り方13 化学物質14 通路と運搬
- 記録表に書き込む所(例)
- 手順書の名前・置き場所作業前に点検する物道具の置き場所使う化学物質・SDSの置き場所
溶接

とくに効くテーマ:12 暑さ・粉じん・マスク
◎ 9本/15本 ○ 6本
- ◎ どの職場でも
- 上の「どの職場でも◎の8本」
- ◎ この職場で、さらに
12 体の守り方- ○ 一部が当てはまる
- 01 全体像03 安全の基本04 機械・安全06 品質13 化学物質14 通路と運搬
- 記録表に書き込む所(例)
- 使う保護具(マスク・保護めがね・手袋)当てはまる物(暑い所・粉じん)消火器の場所非常口
! 溶接の資格・特別教育は別
樹脂成形

とくに効くテーマ:03 動く機械/04 装置/06 寸法
◎ 11本/15本 ○ 4本
- ◎ どの職場でも
- 上の「どの職場でも◎の8本」
- ◎ この職場で、さらに
03 安全の基本
04 機械・安全
06 品質- ○ 一部が当てはまる
- 01 全体像12 体の守り方13 化学物質14 通路と運搬
- 記録表に書き込む所(例)
- 安全装置・カバーのある機械非常停止ボタンの場所当てはまる物(暑い所)使う化学物質・SDSの置き場所
塗装・化学品を使う作業

とくに効くテーマ:13 ラベル・保護具・こぼした時
◎ 9本/15本 ○ 6本
- ◎ どの職場でも
- 上の「どの職場でも◎の8本」
- ◎ この職場で、さらに
13 化学物質- ○ 一部が当てはまる
- 01 全体像03 安全の基本04 機械・安全06 品質12 体の守り方14 通路と運搬
- 記録表に書き込む所(例)
- 使う化学物質SDSの置き場所局所排気装置の有無・使い方使う保護具もう1つの逃げ道
食品工場

とくに効くテーマ:共通の8本が中心
◎ 8本/15本 ○ 7本
- ◎ どの職場でも
- 上の「どの職場でも◎の8本」
- ○ 一部が当てはまる
- 01 全体像03 安全の基本04 機械・安全06 品質12 体の守り方13 化学物質14 通路と運搬
- 記録表に書き込む所(例)
- 道具の置き場所・片づけの決まり非常停止ボタンの場所当てはまる物(重い物・暑い所)使う化学物質・SDSの置き場所
! 衛生管理(食品衛生法)は別。御社の衛生の手順書から御社専用で作れます
検査・品質

とくに効くテーマ:01 前工程の確認/06 基準・測る
◎ 10本/15本 ○ 4本 - 1本
- ◎ どの職場でも
- 上の「どの職場でも◎の8本」
- ◎ この職場で、さらに
01 全体像
06 品質- ○ 一部が当てはまる
- 03 安全の基本04 機械・安全12 体の守り方14 通路と運搬
- - 扱いが少ない
- 13 化学物質
- 記録表に書き込む所(例)
- 手順書の名前・置き場所作業前に点検する物おかしい時に知らせる人ヒヤリハットの出し方
倉庫・出荷(フォークリフト)

とくに効くテーマ:14 フォークリフト・荷/12 腰・暑さ
◎ 10本/15本 ○ 4本 - 1本
- ◎ どの職場でも
- 上の「どの職場でも◎の8本」
- ◎ この職場で、さらに
12 体の守り方
14 通路と運搬- ○ 一部が当てはまる
- 01 全体像03 安全の基本04 機械・安全06 品質
- - 扱いが少ない
- 13 化学物質
- 記録表に書き込む所(例)
- フォークリフトが通る所・近づかない所当てはまる物(重い物・暑い所)集合場所ヒヤリハットの出し方
! フォークリフトの運転は、資格・特別教育が別に要る
絵はイメージです。◎ 動画の言葉が、そのまま当てはまる ○ 一部が当てはまる - この職場では扱いが少ない
職場ごとの表の全体です。押すと大きく開きます。
導入から定着までの流れ(共通の15本)
入社の前から90日まで。見る・確かめる・記録する、の順に進めます。

0入社の前
社長・30分(目安) マップと記録表を用意
- 見る
- マップで、自社の職場の行を探す。◎の動画と「記録表に書き込む所」を見る。金属加工・組立・溶接・樹脂成形・塗装・食品・検査・倉庫の8つ
- 確かめる
- マップの「!」を見る。溶接・フォークリフトの運転などは、資格・特別教育が別に要ります。15本とは別に用意します。
- 記録する
- 記録表の「自社の場所・決まりを書く欄」を先に書く。非常停止ボタン非常口・もう1つの逃げ道集合場所消火器・救急箱SDSの置き場所ヒヤリの出し方
- 定着へつながる
- 教える中身がそろう先輩によって、教える所が抜けにくくなります。

11日目
どの職場でも◎の8本を見る
- 見る
- どの職場でも◎の共通の8本。02 1日の動き05 4S07 報連相08 いつもと違う時09 けが・避難10 30・60・90日11 作業手順15 ヒヤリハット
- 確かめる
- 動画の下の○×クイズ(1本3問)。押すと、その場で答え合わせ。手順書にも、クイズとこたえがあります。
- 記録する
- 記録表の「動画を見た日」に、見た動画の番号の印を付ける。
- 定着へつながる
- 新人が自分のペースで見返せる「止める・聞く・知らせる」を1日目に知ります。

21週目
自分の職場の◎を見て 現場で一緒に確かめる
- 見る
- 自分の職場で◎の残りの動画。例:金属加工なら 01・03・04・06・12。○の動画も、15本すべて見られます。
- 確かめる
- ○×クイズ+現場で一緒に確かめる。非常停止ボタン・非常口・消火器を、その場で指でさす。現場カードを持って歩きます。
- 記録する
- 8つの項目ごとに「□教えた」と教えた日。経験者で省いた項目は「□省略」と理由。最後に本人と現場の責任者がサイン。
- 定着へつながる
- 教えた記録が残る何を・いつ・だれが教えたかが、1枚に残ります。

330・60・90日
目標で確かめ ヒヤリを出し続ける
- 見る
- 10「30日・60日・90日の目標」を見返す。クイズでまちがえた動画は、もう一度見る。
- 確かめる
- 習熟表で、教える人と一緒に確かめる。
- 30日:安全規程を理解し、反する行動をしない
- 60日:標準作業を把握し、正しい方法で作業する
- 90日:決めた基準で作業し、異常を上司に報告する
- 記録する
- 習熟表に、できた日を書く。ヒヤリハットは、記録表に書いた用紙・相手へ出し続ける(15)。
- 定着へつながる
- 先輩の手が止まりにくい説明の一部を動画にまかせ、質問に時間を使えます。
辞めないことをお約束するものではありません。教える側の土台をそろえます。30・60・90日は国の期限ではなく、Eternalの教育目安です。「8つの項目」は、法令で決まった8項目(労働安全衛生規則 第35条)です。
動画を見ただけで、法令の教育が済むものではありません。教えるのは会社(事業者)です。資格・特別教育が要る仕事(溶接・フォークリフトの運転など)は、15本とは別です。◎○は、15本の動画の言葉(一言・要点・カード・クイズ)だけを見て、Eternalが付けた目安です。職場ごとの新しい安全の中身は足していません。Eternalのサービスが、国の認定・推奨を受けているという意味ではありません。
このマニュアルの土台
労働安全衛生法第59条により、事業者は労働者を雇い入れた時に、安全衛生教育を行うことになっています。労働安全衛生規則第35条では、教える内容として次の項目が挙げられています。製造業の仕事に置きかえると、例えば次のような内容です(Eternal の例です。小さな文字が法令の項目です)。
回転する機械・刃物と、材料の扱い方法令の項目:機械・原材料などの危険性と、取り扱い方
安全カバー・保護めがねなど保護具の使い方法令の項目:安全装置・保護具の性能と、取り扱い方
作業の手順(決められた順番と、止め方)法令の項目:作業手順
始業前の点検(油の量・非常停止)法令の項目:作業開始時の点検
粉じん・騒音から体を守る(マスク・耳あて)法令の項目:その業務で起こりやすい病気の原因と予防
道具の定位置と片付け法令の項目:整理・整頓と清潔の保持
けがの時の手当てと避難法令の項目:事故の時の応急措置と退避
公的な資料には「何を教えるか」が書かれています。Eternalは、そこに「御社では具体的にどうやるか」「ベテランは何を見て判断しているか」を足していきます。
参考:東京労働局「雇入れ時等の安全衛生教育」、厚生労働省「製造業における現場力向上のための職長のレベルアップ」。このページの内容は一般的な例で、法令の解釈を示すものではありません。(2026年10月時点)


